出発 -ヨーロッパ①
2年ぶりの海外一人旅。
ワクワクが止まりません。
約9日間のヨーロッパ一人旅。オーストリアのウィーンを拠点に色々なところを訪れようと思っています。
まずなぜヨーロッパに行こうと思ったのか。理由は2つあります。
1つは僕自身クラシックの大ファンだからです。クラシックの本場ではどのような雰囲気があるのか興味があり、ずっと行ってみたかったのです。
もう1つは安かったから。
今回はターキッシュエアラインズという航空会社を使用しました。ターキッシュエアラインズはトルコのイスタンブールを拠点にしている航空会社で、ヨーロッパやアジアへのアクセスが良く、就航している国の数は世界一。さらに価格もかなりお手頃。今注目を集めている航空会社です。
僕は今回大阪-ウィーンの往復航空券を約45,000円で購入しました。片道約22,500円。大阪-福岡間の往復新幹線よりも安いですね。
使い心地はまた次回書きますね。
僕は今回約半年前に航空券を購入しました。なので上記の通りかなり格安で取れたのです。早期に予約しておくのは値段的に良いことしかありません。しかし、デメリットもあります。
それは路線の変更・廃止です。
当初僕は関空-イスタンブール-ウィーンという飛行機を予約していましたが、2017年1月末で関空-イスタンブール間の路線が廃止となってしまいました。これは多くの航空会社が関空-ヨーロッパ間の路線を2016年末あたりから急激に減らしていて、その影響を受けたものだと考えられます。
なので今回は大阪伊丹-成田-イスタンブール-ウィーンという路線に変更になったのです。
しかも乗り継ぎの関係上帰りは成田で1日待機しなければならないのです。
は、めっちゃだるいやん。
と思ったのですが、さすがターキッシュエアラインズ。成田空港付近のホテルを1部屋無料で予約してくれました。なので1日東京観光できる。個人的にはラッキーやなって思いました。
ここで1つ言えることは、今後ヨーロッパに行くのであれば関空は使わない方が良いかもしれません。関空-ヨーロッパの便が減ったことにより、航空券の価格が急騰しているのです。なので成田や中部国際を利用する方が金銭的に賢明かと思います。
まぁこんなことがあったのですが、間も無く旅が始まります。
最後に僕が海外に行く時に必ず持って行くものを2つ紹介します。
1つ目は国際学生証。
これは世界で唯一認められている学生身分証明書で、ユネスコやUNWTO、その他政府機関や機構団体にも認められているのです。
これがあれば世界中のあらゆることに対して学生割引が適応されるので、かなりお得。期限は約1年間で金額は1,750円。この料金の元を取れるぐらいお得なので是非作ってみてください‼︎各大学の生協やインターネットでも作ることができます(インターネット申し込みの場合は別途料金が必要)。
そしてもう1つは日本のお菓子。
海外に行くとわからないことだらけなので、僕自身よく人に道などを尋ねます。その時、感謝の気持ちとして日本から持ってきたお菓子を渡すのです。正直これめっちゃ喜んでくれます。チップ文化のない国では特に。
僕はいつも宇治抹茶のキットカットを持っていくんです。抹茶は海外でも人気のようです。
色々書き連ねましたがもうすぐ出発時間です。楽しんできますね‼︎
触れ合い型動物園 -フィリピン セブ⑥
最近日本でも「動物触れ合い型施設」が増加してきました。可愛い動物と戯れてキャッキャできますよね。
セブ島には触れ合いのレベルをはるかに超える施設があります。
ワニとの触れ合いです。触れ合いというか触れるだけですね。
触ろうとした瞬間に「ウゥー…」と威嚇され死を覚悟しました。
横に飼育員がいますが、絶対何かあっても助けてくれないポジショニングを取ってはりますねぇ…。
こんな危険な体験ができるのが…
CEBU ZOO!!
セブシティからタクシーで山奥へ向かうとあります。僕が行った時は入場料50ペソ(約150円)でした。安い。
まず入ると左手に箱が置いてあります。フタを開けてみると…
しれっと大蛇が2匹。
もちろん巻かせてくれます。
巻き心地はヒンヤリ。日中平均30℃のセブ島では良いクールビズかもしれません。
奥へ行くと…
鷹が放置されていたので鳥使いに。
めちゃめちゃ従順です。
CEBU ZOOはとてもオススメです‼︎特にワニに触るというのは安全上日本ではほとんどできない体験だと思います(だからといってセブでも安全ではない)。
勇気のある方は是非行ってみてください‼︎
秘境 -フィリピン セブ⑤
前回の記事に書いたジンベイザメとの遊泳後のこと。とあるお兄さんが話しかけてきました。
「すごい滝行けへん?」
なんやその口説き文句。怪しさMAXやないかい。
騙されてやばいとこ連れていかれるかもしれないと思いましたがとりあえずノリで行きました。
バイクの後ろに乗り、ヘルメットなしで猛スピード…。バイクタクシーはなかなかハラハラしました(笑)
10分ほど経つと山奥に到着しました。
「30分ぐらいしたらまた帰ってくるから元のところまで帰してあげるわ‼︎」
と言われたので、交渉して60ペソだけ払うと去って行きました。
そして一本道を進むと…
これまた壮大すぎてビックリしました。
滝が白糸のようでめちゃめちゃ綺麗‼︎縦横100mぐらい(体感)あって、滝のマイナスイオンがハンパない。日本にはない光景でした。
そこまで水は綺麗ではありませんが、滝壺では泳ぐこともできます。
滝行しましたが水の勢いが凄すぎました(写真は一緒に居合わせた方に撮ってもらいました笑)
後日調べるとここはTumalog Fallsという名前の滝らしいです。オスロブのジンベイザメツアーが注目されてから、この滝も注目を集めているそうです。
日本でツアーを組んでいたらおそらく行くことはできなかったと思うで、本当に良かったです‼︎
バイクタクシーのお兄ちゃんありがと‼︎
ジンベエザメと泳ぐ -フィリピン セブ④
僕が海外で1番感動した瞬間
そしてもっともっと海外を旅したいって思わせてくれた瞬間。
オスロブとは?
オスロブはセブ島南部に位置する小さな町。セブシティから車で3時間ほどのところにあります。
ここには必ず毎日ジンベエザメが沿岸に現れます。100%です。こんな場所は世界でオスロブだけなんです。
港町であるオスロブの人々は漁業中心の生活を送っていました。しかしそこにジンベエザメが毎日来て漁の邪魔をします。漁師さんも困っていました。
ここである人が「これを観光に変えればいいんちゃう?」と思いつき、ジンベエザメとの遊泳スポットとして確立しました。
毎日餌付けをしているのでジンベエザメたちも沿岸に行けば餌がもらえると理解しているので毎日やってきます。
日本でこのツアーを申し込むと2,3万円近くかかりますが、現地で自力で行くと4000円ほどでいけます。安くでジンベイザメと泳げるんです。
その方法とは...
まず大切なこととして、朝方に出発すること。ジンベエザメは朝に沿岸にやってきてエサをもらい、昼頃で満腹になると沖に帰ります。一緒に泳ぐには午前中でなければならないのでできるだけ早くに出発するようにしましょう。
まず、セブシティにある「セントラルバスターミナル」というところにタクシーなとで向かいます。セブのタクシーの初乗りは40ペソ(約120円)なので、そこまでお金はかかりません。
セントラルバスターミナルに着くとたくさんのバスがあります。行き先もバラバラ。バスの入り口付近に係のお兄さんがいるのでオスロブ行きかどうか聞いてバスを見つけましょう。
バスは2種類あります。
後者の方が圧倒的におすすめです。前者は暑いし、排気ガスや砂塵が車内に入ってくるので長距離の移動には不向き。
しかも値段もほとんど変わりません。後者のバスに乗る場合には何か羽織るものがあるといいです。
あと、トイレ休憩などはないのでお手洗いは出発前にあらかじめ済ませておくように。
オスロブ行きのバスを見つけると乗車します。お金は出発してから車内で係のお兄さんがやってくるのでその時にオスロブ行きを伝えてお金を支払います。
3時間ほどするとオスロブに着きます。この看板が目印。
奥に進むと受付があります。ここで3種類のプランを選択します。
- ボートからウォッチング
- シュノーケリング
- ダイビング
僕はシュノーケリングを選びました。値段は体験料1000ペソ+水中マスクレンタル料50ペソ(約3150円)です。安い...。同時に水中カメラもレンタルできます。レンタルして一緒に付き添う現地の人にカメラを預けると、いい感じに写真を撮ってくれるのでオススメ‼︎(冒頭の写真も現地の方撮影)
その後トイレで水着に着替え、順番に案内され、遊泳にあたっての説明(日本語の書かれた説明書を渡される)を受け、実際にボートに乗り込んでジンベエザメのもとへ…。
僕が行ったときは少なくとも10匹以上いました。とても壮大でした。
ライフジャケットを脱ぎ捨て自由気ままに泳ぎました。
今まで水族館のガラス越しでしか見れなかった世界最大級の魚が目の前を雄大に泳いでいるのです。本当に感動しました。
30分があっという間に過ぎていきました。
いかかでしょうか?
2年前の話ですので値段に多少の変化はあるかもしれませんが、安くでこんなに最高の体験ができます。
機会があればぜひ行ってみてください‼︎
数々の犯罪手口 -フィリピン セブ③
明けましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いします。
というわけで新年最初の記事は前回からの続きであるフィリピン1人旅での出来事について。
ほとんどのお店にショットガンを写真した警備員が配置されていたり、デパートなどでは検問所が設けられているという記事を以前書きました。フィリピンでは日常的に多くの犯罪で溢れています。自分自身が体験したもの。また、現地の人と話をしていて聞いた犯罪を紹介します。
上の写真は「ジプニー」というセブシティ内を走る小型バス。タクシーの初乗りが40ペソ(約120円)と日本に比べて格安ではあるのですが、ジプニーは1回7ペソ(約20円)。格段に安いのです。
ジプニーには番号が書かれていて、その番号によってショッピングモール行きや病院行きなど周回するコースを示しています。1つ問題なのが、時刻表というものはなく、満員になってから出発するというスタイル。
ここではスリとバスジャックが頻発しています。
まずは僕が体験した話。元々ジプニーは犯罪が起こりやすいと聞いていたので移動は基本的にタクシーを利用していたのですが、興味本位で1度ジプニーに乗りました。
イスに座るとありとあらゆるところから手が伸びてきて僕のズボンのポケットの中に突っ込んできました。もちろんポケットには何も入れておらず、ポンッとポケットを叩くと手を引っ込めるので被害はありませんでしたが、こんなにも露骨にやってくるとは思ってもいませんでした。
そして現地の人が実際に体験したという話。ジプニーに乗っていたらいきなり男3人が乗車し、
「持っている荷物を全て差し出せ‼︎さもなければ殺すぞ‼︎」
と叫んだそう。2人は銃を、1人は刃物を所持していたそうです。ほとんどの乗客は自分の命を優先し荷物を全て差し出したが、とある女性は
「親に買ってもらったiPhoneは渡したくない‼︎」
と泣き叫んでいたそうです。フィリピンではiPhoneはとても高価な代物なので渡したくないのも理由がわかります。横にいた彼氏が説得し泣く泣く渡しましたが、その場で泣き崩れたそうです。
このレベルの犯罪はよくあることであり、警察も動かないレベルだと話をしてくれた現地の人が言っていました。
ストリートチルドレンによる犯罪。これも現地の人から聞いた話。
4人ぐらいの子供達が向かいから歩いてきて、噛んでいたガムをターゲットの人の髪の毛向かって気づかれないように付けるように投げる。
「髪の毛に何か付いてるよ‼︎」
と子供達に言われるとそのターゲットの人はそちらに意識が行き、髪の方に手をやります。その瞬間に子供達はその人の身の回りのものを全てかっさらっていくそうです。
本当にこんなことがあるのか。でも実際に行ってみて、フィリピンでは少なくとも起こってもおかしくないって思いました。
発展途上国の現実 -フィリピン セブ②
「セブ = リゾート」のイメージを担っているのは空港周辺のマクタンという地域。オーシャンビューのホテルが立ち並び、マリンスポーツが盛んなまさにリゾート地。
しかし、僕が主に過ごしていたのはセブシティというところ。空港から車で1時間ほどのところに位置し、州議事堂や大学病院があるセブ島の中心都市です。
そこで日本との違いに驚きの連続。
まずはストリートチルドレン。
いたるところにいます。めっちゃ話しかけてきます。顔が平たい人を見かけると「コンニチハー」「アニョハセヨー」「ニーハオ」と喋りかけてきます。やはり日韓中の人は裕福というイメージがあるようです。
さらに知的な子供は「カネヨコセー‼︎」と言ってきました。
待て。どこでそんな汚い日本語習ったんや。誰が教えてん。
でも子供達はとても人懐っこく、とても楽しそうに喋ってきます。そこらへんは日本でも変わらないなと思いました。
またスーパーに買い物に行こうと歩いていたら1人のおじさんが話しかけてきました。
「これ買えへん?」
手には箱に入ったROLEX。 おじさん絶対それニセモンやん。だってパンツしか履いてない人がROLEX持ってるはずないやん。
こういうことはよくありました。
次に野良犬。
昼間はあまり見かけません。しかし夜になり人通りが少なくなってくると一気に現れます。
この野良犬に噛まれると確実に死にます。狂犬病です。すぐに病院で抗生剤を打てば大丈夫なのですが十何万と請求されるので、夜に街を歩くのはなかなか恐ろしかったです。
そして日本では考えられないことの1つとして、どんなお店にも必ず銃を背負った警備員がいてること。コンビニですら2人いました。
デパートぐらいになると入口に空港にあるような金属探知器の門があり、そこをくぐり抜けた後に警備員にカバンの中身をチェックされます。そしてようやく中に入れます。
正直かなりめんどくさかったです。しかしそれだけ犯罪が多発しているということを物語っていました。
やはり旅はいい意味でも悪い意味でもたくさんの刺激を与えてくれます(笑)
死んでたかもしれない -フィリピン セブ①
フィリピン セブ島。
と聞けば多くの人は「リゾート地」「オーシャンビュー」を想像するかと思います。間違いないです。しかし、それだけではありません。
僕は高2の時に1人でセブ島に行ってきました。そこでの多くの体験は今でも鮮明に覚えています。その中でも「これ一歩間違えてたら死んでたかもな」というエピソードを紹介します。
・交通事故
フィリピンには一応信号はありますが、ないところがほとんど。あったとしてもきちんと交通ルールを守っていません。なので交差点では常にクラクションが鳴り響くほど荒れています。
歩行者が渡ろうと思えばうまいこと隙間を狙って行かないとずっと待ってしまう羽目になってしまいます。
僕がセブでバスに乗っていた時のこと。いきなり急ブレーキがかかりました。前の方に目をやると、小さな女の子とそのお母さんが倒れていました。乗っていたバスと衝突事故を起こしました。女の子の方には目立った外傷はありませんでしたが、お母さんの方は血だらけでした。
しかしバスは何もなかったかのように進み始めました。日本では考えられません。交通事故などはフィリピンではよくあることなのかもしれません。
・ウィルス
フィリピンから帰国した翌日に40°cの熱で倒れました。病院に行くと、
「もしかして最近まで東南アジアかどっかの外国行ってたりした〜?」
うわ、行ってた。昨日までおった。
まさかのフィリピンでウイルスに感染していました。もしフィリピンで発症していたら…と考えるとゾッとします。そのウィルスは肺炎などに繋がりかねないものだったので日本で発症してよかったです。
というもののそのウィルスのワクチンや抗生剤は今のところ開発されておらず、ただただ耐え抜くのみ。1週間熱が下がりませんでした。
今となっては笑い話ですが、当時はなかなか焦ったましたね(笑)
でも日本ではなかなかないことなのでいい経験でした‼︎