発展途上国の現実 -フィリピン セブ②
「セブ = リゾート」のイメージを担っているのは空港周辺のマクタンという地域。オーシャンビューのホテルが立ち並び、マリンスポーツが盛んなまさにリゾート地。
しかし、僕が主に過ごしていたのはセブシティというところ。空港から車で1時間ほどのところに位置し、州議事堂や大学病院があるセブ島の中心都市です。
そこで日本との違いに驚きの連続。
まずはストリートチルドレン。
いたるところにいます。めっちゃ話しかけてきます。顔が平たい人を見かけると「コンニチハー」「アニョハセヨー」「ニーハオ」と喋りかけてきます。やはり日韓中の人は裕福というイメージがあるようです。
さらに知的な子供は「カネヨコセー‼︎」と言ってきました。
待て。どこでそんな汚い日本語習ったんや。誰が教えてん。
でも子供達はとても人懐っこく、とても楽しそうに喋ってきます。そこらへんは日本でも変わらないなと思いました。
またスーパーに買い物に行こうと歩いていたら1人のおじさんが話しかけてきました。
「これ買えへん?」
手には箱に入ったROLEX。 おじさん絶対それニセモンやん。だってパンツしか履いてない人がROLEX持ってるはずないやん。
こういうことはよくありました。
次に野良犬。
昼間はあまり見かけません。しかし夜になり人通りが少なくなってくると一気に現れます。
この野良犬に噛まれると確実に死にます。狂犬病です。すぐに病院で抗生剤を打てば大丈夫なのですが十何万と請求されるので、夜に街を歩くのはなかなか恐ろしかったです。
そして日本では考えられないことの1つとして、どんなお店にも必ず銃を背負った警備員がいてること。コンビニですら2人いました。
デパートぐらいになると入口に空港にあるような金属探知器の門があり、そこをくぐり抜けた後に警備員にカバンの中身をチェックされます。そしてようやく中に入れます。
正直かなりめんどくさかったです。しかしそれだけ犯罪が多発しているということを物語っていました。
やはり旅はいい意味でも悪い意味でもたくさんの刺激を与えてくれます(笑)